平和の種まき BePeaceプラクティス

以下は、きくちゆみのブログからの一部転載です。

２週間の日本滞在でやりたかった事を無事終え、ハワイ島の我が家に戻りました。家族と再会してホッとしていると同時に、次の帰国の準備が始まっています。５月末から２週間、今度は全国６カ所でBePeaceを教えに帰ります。

日本滞在中は伊豆下田の温泉にお友達と一緒に行った２日間（その日も地元の平和グループ向けの講演会／ミニワークショップをしました）を除いて、毎日朝９時から夜９時までBePeaceを教えていましたが、それでも疲れがでていないのは、おそらくプラクティスの効果です。

（これは久美子さんも実証。彼女とは一緒にNVCのオーガナイズをやってきましたが、本番が始まる頃には彼女は準備で疲れはて、本番中は参加できないことが多かった。今回は、さらにハードだったのに、最後までピンピンしていた）

このプラクティスをすると、自分自身の迷い、悩み、自己批判（NVCー非暴力コミュニケーションーを学んだ人なら知っている、あの暴力的な「ジャッカル内向き」）、人間関係のストレスなどが、自分と相手へのつながり（自分のニーズとつながる、あるいは相手のニーズを推測する）と洞察から来るガイダンスや明晰さを得られることで、一瞬で軽減したり、場合によってはなくなってしまうのです。

その効果の高さと速さは魔法みたいで、私自身が驚いています。


日本では、初めてBePeaceを体験した人々の洞察を得られた瞬間に繰り返し立ち会い、感動に次ぐ感動。何度、参加者と一緒に涙を流したことでしょう。いままでやったどんな仕事より、私は満足で幸せです。

今回、このBePeace（ビーピース）プラクティスを日本語でシェアできたおかげで、ほとんどすべての悩みは「私の思いこみ（思考）や解釈（意味付け）」にあることにも気づきました。

これから後の人生は、自分の思考を「観察（起きたこと）」と「それに対する自分の意見」に分けてすっきり整理し、そこから生まれる感情をよく味わい、私が何者かを知り（何のニーズが満たされ、あるいは満たされなくて、その感情を体験しているのかを知る）、そのニーズのエネルギーと深くつながり、コヒーランスをして（脳とハートを同調させて）、インサイト（洞察）を得ながら生きていくことにコミットします。
（→このパラグラフは、このまま私の決意表明ね！やった〜 ^o^）

BePeaceプラクティスは、人生に迷ったり、人間関係で悩むすべての人への宝物＆プレゼントだと確信しました。私が大切にしている明晰さと効率性のニーズも、十分満たされます。

いつかタイミングが合ったら、受けとってくださいね。日本人認定トレーナーが１００人を超えるまでは日本に通い、教えにいくつもりです。

「目標、日本人ラスール（BePeace認定トレーナー）１００名！」
（目標は明確に、あ、日付がない。いつまでにしようかな、２年以内にしよう）
ということで、もとい。目標を明確に書き直します。


「２０１７年のアースデイ（４月２２日）までに日本人ラスール（BePeace認定トレーナー）１００人誕生したお祝いができるよう、尽力します」

各都道府県で２名以上ラスールがいて助け合いながらBePeaceの種まきをしてくれたら、日本の社会がとても素敵になるのが想像できて、ワクワクしてきます。

今、私の心が躍っているのは、今回、基礎コースを受けた人たちが早速、「私の周りでも教えてほしい」と言ってくれ、早速、５月末に再来日して神戸、福岡、長崎、東京、名古屋、京都でもBePeace基礎コースのパート１（２日間）を教えることになりました。

東京と京都では、玄さんと私がそれぞれパート１と２を同時に教える予定です。時間的余裕がある場所では、入門コース（２時間）も夜、開催します。基礎コースを受ける前に、BePeaceが自分に合うかどうかチェックしたい、という人は、入門コースで体験してみることをお勧めします。

パート１、２、３ではそれぞれ学ぶことが違いますが、パート１「つながりのプロセス：自分の中に平和をつくる」はBePeaceプラクティスの基礎の基礎。建物と同じで、基礎がしっかりしていると、次の学び（パート２「人との間に平和を生み出す」やパート３「BePeace調停：平和を取り戻す」）を受け取りやすくなります。

たぶん京都と東京のパート２は私が教えることになると思うので、全国各地のパート１修了者は、ぜひパート２を受けにきてくださいね！

＜およその来日中のスケジュール＞

神戸：５月３０日、３１日　BePeace基礎コースパート１（講師：きくちゆみ、ファシリ：森田玄）
福岡：５月３１日　BePeaceプラクティス入門（午後７〜９時）
福岡：６月１日、２日　　　BePeace基礎コースパート１（講師：きくちゆみ、ファシリ：森田玄）
長崎：６月３日　BePeaceプラクティス入門（午後７〜９時）　
長崎：６月４日、５日　　　BePeace基礎コースパート１（講師：きくちゆみ、ファシリ：森田玄）
東京：６月６日、７日　　　BePeace基礎コースパート１（講師：森田玄）、パート２（講師：きくちゆみ）
東京：６月６日　午後７〜９時、BePeaceプラクティス入門
名古屋：６月８日　午前９〜午後６時、９日午前９時〜午後１時　BePeace基礎コースパート１（講師：きくちゆみ、ファシリ：森田玄）
名古屋：６月８日　BePeaceプラクティス入門（午後７〜９時）
京都：６月１１日、１２日　BePeace基礎コースパート１（講師：森田玄）、パート２（講師：きくちゆみ）


基本的に各パートごと１日目が８時間、２日目が４時間のカリキュラムになっています。

会場との関係で時間は未定ですが（名古屋はほぼ決定です）、このチャンスにBePeaceプラクティスを学びたい、という方は、ぜひ今からご都合を調整してご参加ください。

現在、このプラクティスを日本語で教えられるのは私と森田玄の２名です。今回基礎コースを３まで受け、パート１〜３までファシリも終えた川口久美子さん（BePeaceジャパン事務局）が５月に渡米してラスール認定コースを受講します。

彼女がもし認定されれば（英語で認定を受けるので、ハードルはやや高い）、３人目の日本人認定トレーナーが誕生します。希望のニーズが満たされ、とてもうれしくて楽しみです。久美子さんが自信を持ってラスール認定コースを受けられるよう、サポートするつもりです。

BePeaceプラクティスが日本中の学校や企業や団体で教えられるようになる日を夢見ています。最初の１００人の認定トレーナー「ラスール」に、ぜひあなたもなりませんか？

各回、人数が限られているので（最大１６名、最小４名）、申込受付（このBePeaceジャパンのブログとHP、FBなどでまもなく発表されるでしょう）が始まりましたら、お早目に申し込まれると良いでしょう。

ということで、今日も1日、私は我が家で（これが一番難しいんだなあ〜）BePeaceプラクティスを実践しながら、日常を過ごしたいと思います。

ホノルル行きの機中での小さな気づき

• きくちゆみ＠ホノルル国際空港です。昨夜、関空からホノルルに向かう機内で起きた小さな出来事を、忘れないうちにシェアします。

  
  

  ホノルル行きのエコノミークラスに乗って、朝食の時間で起きたこと。私の前の席の人が最大にリクライニングしていて、私が食事を食べにくかったのです。そこで、ちょっと座席を元に戻してもらえますか、と言おうかな、と前に座っている人を見ると、相手は年配の女性でゆったりくつろいでいる様子。

  
  

  そこで、まあ、私はこれでも食べられるからいいか、と言うのをやめました。同時に、それは客室乗務員に言ってもらったほうが、私の気楽さが満たされる、というのもありました。

  
  

  こういう時の私の新しい習慣は、自分のニーズが何かを探ること。最初は配慮（をしてほしい）が出てきたんだけど、なんかぴたっとこないなあ、と（この違和感ってもの、大事です）。そこでよくよく考えたら、まさにそれは「前に座っている女性（特定の人）に対して、後ろの人（私）に配慮して（座席を戻して）ほしい」という人物が特定された配慮だった、という気づき。

  
  

  ああ、これってニーズではなくて手段だなあ。

  
  

  そこでコヒーランス。

  
  すぐにスペースや気楽さが出てきて、「なるほどね〜」っと納得。

  ささいな出来事ですが、私にとって新鮮な気づきだったのでシェアしました。
  
  そのあと客室乗務員が通りかかったときに、私はジェスチャーで前の方の座席が私の眼の前にあることを指し示すと、彼女はすぐ気づいて「お客様、お食事中は座席を元の位置に戻してください」と前の女性に言ってくれたので、私のスペースと気楽さは確保されましたとさ。

  p。s。 コヒーランスの後は、食事のためのゆったりスペースがなくても気になることもなく（心に余裕ができたから）、私は楽しく朝食を続けることができました。BePeaceで繰り返し伝えている「レジリエンス（柔軟性）が増す」、とはまさにこのことなのね〜。

  
  以下は、上記を今回、日本で基礎コースを受けた参加者とシェアしたところ、いただいたコメントです。さらに勉強になったので、これもシェアします。

  
  ーーーここから：
  
  ＊なるほど～。「人に配慮してほしい」というのは自分のニーズじゃないってところ、勉強になりました。

  それに対する私のコメント：もちろん、配慮、という普遍のニーズはあります。この場合だと、私の「相手の年配の女性がくつろいでいるのを妨げたくない」という配慮であり、言わないことで自分の気楽さも満たしていた。ただ自分のもう一つのスペース、快適さ（comfort）というニーズも大事。ここで気をつけるのは、「前の女性に配慮してほしい」という場合は、それはストラテジーであるということ。その代わりに、「私は配慮が大事なんだ〜」と配慮のエネルギーにつながるなら、それはニーズだね。
• 参加者から
  ＊そう、ニーズと思っていたことが実は手段だった、というところが私の学びのポイントでした。陥りやすいな、と思って。

  
  

  ーーーー参加者とのやりとり、ここまで。

  
  

  ということで、日常のあらゆる場面でBePeaceプラクティスが生きています。レジリエンスが増すと、嫌なことや気になることが減ります。
  
  
  

  
  

2015/4/22 コヒーランスの力とは？

BePeace基礎コース、パート1からパート3までのワークショップ、終わりました！

4日間で36時間の内容を伝えるという、普通に考えたらハードで体力的にきびしいと思われる日程なのに、

なぜかみんな、日を重ねる程、元気になってくるというのが驚きでした。

私自身も、今までならこういうプロジェクトをやったら、準備期間で疲れ果ててしまい、当日はもうダウンしている、というのがほとんどでしたが、今回は8日間の日程をすべて元気に過ごすことが出来、いつも以上に身体にエネルギーが満ち満ちているのを感じて、本当に感謝でいっぱいです。

参加者のみなさんも、顔色がとてもよくなり、みんなとてもエネルギーにあふれる感じで！

なんでこんなに元気なんだろう？

それを考えた時、やはり「コヒーランス」をすることが、この元気さをサポートしているんだと気づきました。

体中をエネルギーが循環して血の巡りがよくなっているのを体感的に感じます。

帰ってきてから、ゆうべ、私の旦那さんとも、一緒にコヒーランスをやってみました。

すると、彼も「身体が暖かくなった感じがする。」と言って、確かに顔色がいつもよりほっぺたの赤みも増していました。

コヒーランスを毎日続けることが、身体の健康の助けにもなるんだ、と思うと希望が持てます。

旦那さんは、仕事について悩んでいることではじめてコヒーランスをしたのですが、

インサイト（洞察・ひらめき）もすぐに出てきました。

「自分が楽しいと思えることをやっていけばいい。生活費のために、とやりたくない仕事をやらなくていい」

というメッセージが出てきたとのこと。

そして、それを受け取ったら、

「今まで、その辛いことを、久美子に強いてきたんだと気づいたよ」

と言ってくれました。

それを聞いて、私はもう、感激で涙が止まらなくなって・・・

「私は自分がサポートしたいと思ってやってきたことだから。でもありがとう」

と伝えました。

コヒーランスの力をもらうことで、こんなにすぐに、深い気づきとつながりを生み出すことが出来るんだ。

本当に感謝でいっぱいです。

（かかった時間はエンパシーの時間を入れても15分ぐらいでした）

彼も、6月の基礎コースは、ぜひ受けたいと言ってます。

たくさんのみなさんに、このBePeaceプロセス伝えていきたい！

改めて思いました。

文：川口久美子

2015/4/15 大阪での基礎コース修了者の感想アップしました！

●4月10日～13日の4日間で、基礎コースパート1から3まで、無事に開催することができました。

参加者のみなさま、本当にありがとうございました！

みなさんの感想をおうかがいしたラジオを、写真をつけて動画にしましたのでどうぞご覧下さい～。

愛と感動にあふれた、とても学びの深い場所になりました！

また、参加者のもとぴょんが、ご自身のブログにて、詳しく感想を書いてくださってます。

こちらもぜひ見てみてくださいね。

http://ameblo.jp/outremer/entry-12014502411.html

●東京での基礎コースパート1〜3

あと数席でしたらご参加いただけます！

ピンと来たらぜひ。
4月17日（金）〜20日

詳細はこちらのページから

http://bepeacejapan.blogspot.jp/2015/02/20154bepeace13.html

＜今後のスケジュール＞
●６月も基礎コースパート１を九州、神戸、東京で開催する予定で日程を調整中

●10月8日〜12日　基礎コースパート1、2、3（合宿）　清里・清泉寮

2015/4/5 大阪と東京の会場について

こんにちは！ BePeaceジャパン、事務局の川口です。
あと、数日で大阪での基礎コースがはじまります。
ゆみさんがハワイを出発するまでもう数日。
今、資料の準備などに追われて大忙しです！

●大阪と東京の会場はどちらですか？
詳しいご案内は、お申し込みいただいた方にメールで
ご連絡しますが、最寄り駅をお知らせします。

＜大阪会場＞
・4月10日と13日
JR新大阪　東口から徒歩5分

・4月11日と12日
天神橋筋六丁目より徒歩2分

＜東京会場＞
・4月17日
丸ノ内線　茗荷谷駅より徒歩１０分

・4月18日
地下鉄南北線　東大前駅　徒歩5分

・4月19日
地下鉄大江戸線　牛込神楽坂駅　徒歩すぐ

・4月20日
丸ノ内線　後楽園駅すぐ

●ワークショップのお申し込みはこちらのページから
http://bepeacejapan.blogspot.jp/2015/02/20154bepeace13.html


その他、ご質問などありましたら、
bepeace.japan(@)gmail.com

までお気軽にお送りくださいね。

川口久美子

BePeaceで起きた小さな奇跡

ハワイからアローハ。嬉しいことが続けてありました。

BePeaceのHPができたこともその一つ（陣さん、ありがとう！）：
http://bepeacejp.strikingly.com

もう一つは私にとって私的で奇跡的なこと。

数日前、ハワイと日本をスカイプつないでBePeaceの練習会をしているときに、参加者の練習のためにBePeaceプロセスをリードしていただきました。

そのとき私は自分の息子がサッカーをやめて、コンピュータゲームばかりしていることが心配だ、という話をしました。放っておけばご飯も食べに来ないでことや、呼んでも返事をしないこともあり、イライラすることもしばしば。よく見ると、彼がゲームをしているのではなく、ゲームの動画を見ているだけのときもあり、何がそんな楽しいのか理解できない〜。運動不足（運動神経がいいのにもったいない）だし、友達と遊ばないことも心配だし・・・。

まず、フィーリング（F気持ち）とニーズ（N必要）をファシリテーターの助けでみつけるのですが（BePeaceのF/Nカードは各４８枚ずつでNVCのF/Nカードより少ない）、私のニーズは「安心」と「理解」であることがわかりました。

そこでコヒーランス（脳とハートを同調させる）を誘導してもらい、心に答えを求め、静かに何が浮かんでくるか待ちました。

しばらくすると、息子の笑顔がはっきり浮かんできました。
次に「大丈夫」という言葉。

なんだ、私一人で心配ばかりしてイライラしていたんだな、と気が楽になり、緊張が解けて涙がポロリ。

それから二日後、息子が「サッカーやろうかな」と言ってきたんです。
もちろん、彼は私がBePeaceプロセスをやったことは何も知りません。
それまでは何度こちらから促しても、「もうサッカーはやらない」だったのに！

私は逸る気持ちを抑えてコーチに連絡し、またサッカーをしたいと息子が言っているがいつから参加させてもらえるかを聞いたら、すぐに戻ってほしい、という返事。

そして、今日、学校が終わったら息子はサッカーの練習に行くことになりました。
ほぼ２年ぶりです。

信じられない、奇跡が起きたみたい。

BePeaceプロセスをやって深いところでつながり、何かが伝わり、何かが変わった、のだと思います。何か神秘的なパワーを感じました（まあ、単なる偶然かもしれないですが！）。

たった３日で私の悩み（心配事）が消え、望みがかなってしまいました。
リードしてくれたさちこさんに感謝です。

私はあと１週間でハワイ島から関空に飛びます。毎日、英語の膨大な資料を玄さんと久美子さんと私で協力しながら日本語に訳して準備しています（そろそろ準備が整います）。

今回は２週間滞在し、大阪と東京でBePeace基礎コース１〜３を教えます。BePeaceを受け取ってくれた方々と一緒に、このプラクティスを日本に広めていきたいと思っています。少人数のクラスなので、濃密な時間が過ごせるでしょう。

人間関係のあらゆる悩み（身近なことから、世界のことまで）はBePeaceを知ることで解決に向かうと思います。日本で誰がBePeaceを受け取ってくださるか、今から楽しみです。
　
投稿：きくちゆみ