きくちゆみ@ホノルル国際空港です。昨夜、関空からホノルルに向かう機内で起きた小さな出来事を、忘れないうちにシェアします。
ホノルル行きのエコノミークラスに乗って、朝食の時間で起きたこと。私の前の席の人が最大にリクライニングしていて、私が食事を食べにくかったのです。そこで、ちょっと座席を元に戻してもらえますか、と言おうかな、と前に座っている人を見ると、相手は年配の女性でゆったりくつろいでいる様子。
そこで、まあ、私はこれでも食べられるからいいか、と言うのをやめました。同時に、それは客室乗務員に言ってもらったほうが、私の気楽さが満たされる、というのもありました。
こういう時の私の新しい習慣は、自分のニーズが何かを探ること。最初は配慮(をしてほしい)が出てきたんだけど、なんかぴたっとこないなあ、と(この違和感ってもの、大事です)。そこでよくよく考えたら、まさにそれは「前に座っている女性(特定の人)に対して、後ろの人(私)に配慮して(座席を戻して)ほしい」という人物が特定された配慮だった、という気づき。
ああ、これってニーズではなくて手段だなあ。
そこでコヒーランス。
すぐにスペースや気楽さが出てきて、「なるほどね〜」っと納得。
ささいな出来事ですが、私にとって新鮮な気づきだったのでシェアしました。
そのあと客室乗務員が通りかかったときに、私はジェスチャーで前の方の座席が私の眼の前にあることを指し示すと、彼女はすぐ気づいて「お客様、お食事中は座席を元の位置に戻してください」と前の女性に言ってくれたので、私のスペースと気楽さは確保されましたとさ。
p。s。
コヒーランスの後は、食事のためのゆったりスペースがなくても気になることもなく(心に余裕ができたから)、私は楽しく朝食を続けることができました。BePeaceで繰り返し伝えている「レジリエンス(柔軟性)が増す」、とはまさにこのことなのね〜。
以下は、上記を今回、日本で基礎コースを受けた参加者とシェアしたところ、いただいたコメントです。さらに勉強になったので、これもシェアします。
ーーーここから:
*なるほど~。「人に配慮してほしい」というのは自分のニーズじゃないってところ、勉強になりました。
それに対する私のコメント:もちろん、配慮、という普遍のニーズはあります。この場合だと、私の「相手の年配の女性がくつろいでいるのを妨げたくない」という配慮であり、言わないことで自分の気楽さも満たしていた。ただ自分のもう一つのスペース、快適さ(comfort)というニーズも大事。ここで気をつけるのは、「前の女性に配慮してほしい」という場合は、それはストラテジーであるということ。その代わりに、「私は配慮が大事なんだ〜」と配慮のエネルギーにつながるなら、それはニーズだね。
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